『贈り物と交換の文化人類学』小馬徹 著 神奈川大学評論ブックレット9 2000年刊 お茶の水書房

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『贈り物と交換の文化人類学』
小馬徹 著
神奈川大学評論ブックレット9 2000年刊 お茶の水書房

 

虫や類人猿のギフトから資本主義の将来までを見渡してコンパクトにまとめた本。
大変広い領域についてわかりやすくまとめてある。
しかし、仕様が70ページのブックレットなので、
中心の理論であると思われる女性の交換とインセストタブーについての説明が中途半端になってしまっているのが残念。

 

 

『評価と贈与の経済学』 内田樹 岡田斗司夫FREEex 著 2013年刊 徳間ポケット

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評価と贈与の経済学1

 

『評価と贈与の経済学』
内田樹 岡田斗司夫FREEex 著
2013年刊 徳間ポケット

 

気軽に読める対談ではあるが、
多くの重要な視点が示されており豊かな内容になっている。
元気でヒマで生きがいを求めているなら、
若者よ!何でもいい、とにかくまずは人に親切にしてみることだ。
「親切は目減りしない」(内田)のだから、
誰に親切にしたって、君は損もしないし、傷つきもしない。
親切にして、親切にして、あとはただ期待しないでお返しを待っているだけでいい。

「自分が他人からなにをしてもらえるかより先に、
自分が他人になにをしてあげられるかを考える人間だけが、
贈与のサイクルに参入できる」(内田)

それは「何万年も前からはじまっている贈与と反対給付の長いサイクルのひとつ」(内田)なんだよ。
そのサイクルの中でサッカーみたいにパスを回していくんだ。

そして「物をぐるぐる回すことが、結果的に人間的な成熟を可能にする」(内田)んだよ。

わかるかい?

「生きる根拠がないと悩んでいる人たちは、
他人に生きる根拠を与えることでしか、その悩みは解決しない」(岡田)んだよ。

「人間は強いものに導かれて強くなるんじゃなくて、弱いものをかばうことでしか強くなれない」(岡田)んだぜ。
結局は「贈与は<思ったもの勝ち>なんです。
贈与を受けたので、反対給付義務を負ったと思った人間の出現と同時に経済活動がはじまった。

無からでもはじめられるというところが、
経済活動に込められた人類学的叡知」(内田)なんだよね。

といった内容です。

 

パンセバナー7

 

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発掘された社史 ~JGC滋賀~

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新しい機械を導入するために社内の整理をしていたら、

棚の奥から随分と古いものが発掘されました。

 

チョーク1

 

40年くらいのものと思われる馬印のチョーク。

箱に直接鉛筆で300円と書いてありました。

まだ流通の規格化がほとんど行われていなかった時代の遺品です。

 

ポラロイド1

ポラロイド5 ポラロイド4 ポラロイド7

 

30年くらい前のポラロイドのカメラ。

超音波で焦点を合わせてその場で現像!

とてもメカな感じのレトロモダンなデザインが秀逸。

 

スマップ2

 

20年前のSMAP。

国民的と呼ばれる前のちょっと悪っぽいアイドル。

 

スタンプ台

 

そしてその国民的アイドルが解散しても

この使い込まれたスタンプ台は現役で活躍中。

 

半世紀以上にわたるJGC滋賀の社史の一部です。

 

 

幸福の頂上 ~若草山 夜景~

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若草山の頂上から見る夜景は文句なしにうつくしい。

 

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平野を一望できて、そこにある光の数々に街の息遣いを感じる。

 

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ここは夜は恋人たちの告白スポットで、

夜が明けると結婚記念写真の撮影スポットになる。

 

若草山1

 

若草山の頂上は幸せの頂点でもある。

(彼女はどこでこの衣装に着替えたのだろう・・・)

 

若草山5

 

頂点を過ぎればその後は

曲がりくねったドライブウェイを下っていくだけである。

よそ見しないで、ゆっくり安全運転で行こう。

それが現代人の後半生の長い長いはじまりだから。

 

 

1200年の微睡 ~東大寺 金堂(大仏殿)~

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すっかり暖かくなった春の東大寺では、鹿たちが眠そうです。

 

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そういえばこの地の主の大仏様も半分眼を閉じて眠そう。。

ではなく、これは1200年前から続く厳かでありがたい半眼。

外の世界を見ながらも、半分は自分の内面を見つめることが大事です。

 

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後に控えておられる多聞天さまはきりりと立っておられますが

春の日差しの中ではその姿も夢のよう。

 

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その前の男の子は所在無げで、やっぱり眠そう。

 

東大寺55

 

いや、もしかしたらこれは最近流行りの新しい瞑想法か?

 

といった夢現の世界の中の終わりに、

はっきりと目覚めている場所があります。

それは大仏殿の中の<売店>!

(宗教空間の中なので少々違和感はありますが、)

ここではお土産物がたくさん売られていて

みなさんしっかりお買い物をされます。

 

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お金の動く場所では誰もがしっかり開眼するので、

もう誰も半眼のように内面を見つめることはありません。

 

東大寺50

 

 

 

一般社団法人 無限さん

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奈良県生駒市の無限さんを訪問させていただきました。

こちらは障がいをもった子どもたちの

放課後デイサービスを行っておられます。

 

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(代表理事の石田さん)

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<福祉がオシャレで何が悪いの?>と主張しているかのような事務所。

 

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福祉のフリーペーパー「アンフィニ・プラス」の発行や

介護者の養成講座なども手掛けておられます。

 

春日大社の杉でつくる製品づくりにも参加されておられたり

https://www.makuake.com/project/kasuganosugi/

今後はB型施設も立ちあげられる予定だそうです。

 

オープンで活発な活動とネットワークで

これからの奈良の福祉を刷新していかれるように感じました。

 

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目覚める水辺 ~瀬田唐橋 春~

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桜が満開になると、唐橋周辺はボートや釣り人、家族連れやペット連れ、

ランナーやスケートボードや観光船などで水辺も水上も賑わいます。

暖かくなると魚も浅いところに昇ってくるようで、

水鳥もすぐに餌を捕らえて上がってきます。

春は水辺も水上も水中も目覚めてきます。

 

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少々雑多で、やや騒々しくはありますが、

人間にとってはおだやかでなごやかな季節です。

 

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上空を見上げるとたくさんの鳶たちで賑わっています。

大きな川の上なので上昇気流が発生しているのかもしれません。

 

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大空をゆっくり旋回するので優雅ではあるのですが、

河畔でくつろぐ人たちはお弁当を狙われないよう注意が必要なようです。

新年度を迎えて、鳶と人との新たな生存競争も始まっています。

 

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桜のその先に ~石山寺 春~

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花の寺を自称する石山寺。

春の境内はもちろん桜でいっぱいです。

 

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前を流れる瀬田川も両岸にズラリと桜が並びます。

 

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これだけ満開だと少々辟易しますが

石山寺の場合、一緒に咲くミツバツツジがいいアクセントになっています。

 

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薄い桜の色の中にこの花があると、とても鮮やかです。

 

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ピークを迎えた桜の園の真ん中で

ツバメが巣作りに忙しそうでした。

 

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春の終わりは夏の始り。

季節にはいつも次の季節が埋め込まれています。。。

 

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●石山寺の四季シリーズ

 

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るつぼの文化 ~錦市場 その7~

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人は市場に食物を集める。

食物は市場に人を集める。

集まった人は市場にさらに食物を集め、

集まった食物はもっと人を集める。

人が市場を求め、市場が食物を求め、食物が人を求め、

人がまた市場を求め、市場は食物の

るつぼのになる。

るつぼの中で人と人、食物と食物、食物と人が混じり合って、

食物は文化となる。

 

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文化は人を育て

人は人を生み

人は産業を生み

産業は都市を生み

コンスタンチノープルを生み

パリを生みニューヨークを生み

京都や東京や上海を深センを生み

世界はカラフルになる。

 

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ゆれながらゆらぎながら

呼吸するように

都市は文化の

文化は都市のゆりかごになる。

 

外国からの多くの観光客が

この場所を訪れるのは

そんな人と食文化が日々生まれる現場を

肌感覚で理解するためだ。

なのだけれど、ちょっともみくちゃすぎて

食の文化は観光の文化にはじき出されそうだけれど。。。

 

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人は市場に人を集める。

集まった人はもっと人を集める。

人がまた人を求め、人は人の

るつぼのになる。

るつぼの中で人と人と人が混じり合って、

さて、

次の新しい観光都市の文化は生まれるだろうか・・・

 


 

★錦市場シリーズ 全7話

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