びわ湖周辺の美しい落日の風景
夕陽に輝きながら綿毛になって流れていく雲
太陽の沈む位置が少し西に移動して
落日の時間も早くなってきました
落日が
咲くような明るい色から
実るような濃い色に
次第に変化してきたような気がします。
2016年8月30日 大津にて
滋賀県甲賀市のやまなみ工房を舞台にしたドキュメンタリードラマ
「アタシ イン ワンダーランド」が製作されました。
放送は NHK Eテレの「バリバラ」で 9/18(日) 19:00~
翌週の9/25(日)には同番組のアフタートーク番組も放送されます。
関西の7つの福祉施設が「デザインの力」と
「障がいのある人が持つ表現力や可能性」をキーワードに
展示やワークショップなどを行います。
期間は9/6~9/11
場所は南港の大阪デザイン振興プラザ(ODP)
滋賀県近江八幡市のボーダレス・アートミュージアム
NO-MAさんでの展覧会です。
自らの夢見るようなイメージを
「見える形」に表現している6名の作品を展示されます。
開催は9/3~11/27
期間中、関連イベントも多数行われます。
詳しくはこちら
関連記事
『マリノフスキー日記』
B.マリノフスキー 著 谷口佳子 訳
1987年刊行 平凡社
鋭く精緻に書き上げられた『西太平洋の遠洋航海者』からは想像できない、
そこに至る途上の苦悩の日々の記録である。
日記の中のマリノフスキーは薬漬けで、恋愛小説に耽溺し、妄想して周囲に悪態ばかりついている。
『KURA~貝の首飾りを探して南海をゆく』
市岡康子:著
2005年 コモンズ:刊
1971年に制作・放映されたドキュメンタリー番組
『クラ―西太平洋の遠洋航海者』の内容を書籍化したものである
(テレビシリーズ「すばらしい世界旅行」より)。
大変評価の高い番組ではあったが、
それでも製作から30年以上経った2005年になってから書籍化されたというのは
かなり特異なこと、というか本の売れない時代に
こんなにマイナーでピンポイントな内容のものが出版されるというのは、
ほとんど奇跡的なことではないだろうか。
番組は3年をかけて制作され、クラの一部始終を的確にとらえたもので、
20世紀初頭に記されたマリノフスキーの『西太平洋の遠洋航海者』の世界が、
カラーフィルムで鮮やかに生き生きと映し出されている。
書籍には、映像にならなかった裏話も多く書かれてあり、これも大変興味深い。
マリノフスキーの『西太平洋の遠洋航海者』の序文に示された研究姿勢に、
ドキュメンタリー制作者たちが強く触発されたこと、
現地の人々との文化的な違いによる心理的葛藤などの生々しい記録である。
マリノフスキーの研究を補完するものとして、
その隣に並べておいて、その雰囲気を感じたい本である。
民族誌は遠い国の昔話ではなく、我々の隣人のことであり、
我々自身の中にあるものである。