カタログギフト<Able>関西版

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カタログギフト「Able(エイブル)」は

関西のSELP製品だけを集めた<選べるギフト>です。

 

SELP製品とは障がいなどのハンデに負けず

自立を果たそうとするみなさんの製品のこと。

一般にはほとんど知られていませんが、

障がいのある方々の施設では

質の高い製品が数多く作られています。

 

このカタログには

弊社の担当者が現地に赴いて厳選した

特に優れた15の製品が掲載されています。

ハンデに負けずきちんと作られたもの、

それが「Able(エイブル)」=「できる」の製品です。

 

カタログギフト「Able(エイブル)」は

もらった方がお好きな製品を選べるスタイルになっており、

記念品や引き出物などあらゆるギフト機会に

手軽に便利にお使いいただくことができます。

 

このカタログを贈っていただくことが自立の支援につながり

もらった方々にSELPの活動を知っていただくと同時に

質の高い製品で喜んでいただけます。

 

喜びとともに広がる支援のツール

それがカタログギフト「Able(エイブル)」です。

 

 

 

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表紙は滋賀県のやまなみ工房所属アーティスト

井村ももかさんの作品です。

Able98(「赤い玉」©2014/井村ももか/やまなみ工房)

やまなみ工房さんは障がい者アートに力を入れておられ

NHKなど多くメディアで取り上げられている施設です。

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やまなみ工房所属のアーティストのみなさんには

他にも素敵な作品が数多くあります。

それらの作品を表紙に選んでいただくこともできます。

 

able2「点と線」(©2014/森田郷士/やまなみ工房)

Able3「クレヨン」(©1994/三井啓吾/やまなみ工房)

Able4「女の人」(©2014/田村拓也/やまなみ工房)

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プリント

 
 

やまなみ工房さんへの訪問記はこちら☟

47-111 47-2 47-3

 

 

カタログギフト「Able(エイブル)」は

オリジナルの表紙に変更したり

製品の組み合わせを変えたり

オリジナルメッセージのページを追加することもできます。

レギュラー版の価格は3,500円(税別)ですが

製品の組み合わせで設定価格を変更することも可能です。

 

<Able>は様々なご要望に

柔軟に対応させていただくことができる

可能性のカタログギフトです。

 

2017 新発刊

 


 

カタログギフト<Able>

レギュラーカタログのページ内容です

秋の終曲 ~びわこ文化公園~

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瀬田にある県営のびわこ文化公園。

敷地が43haもある広い公園である。

そこに何があるのかというと、

駐車場・路・広場・路・広場・路・庭・路・

森の中・森の中・森の中・どんぐり・森の中・

広場・路・原っぱである。

 

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公園らしく自然がいっぱいで

秋は紅葉がきれいなところである。

 

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そして美しい紅葉のフィナーレとして、

公園内は見事に落葉で埋め尽くされる。

 

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この落葉こそ自然の循環の素晴らしいところなのだが

あまりに見事で

公園としてはかなり歩きにくい。

秋の実りの豊かさは

落ち葉に足をとられて転んでしまうかもしれないという

危険と背中合わせである。

 

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そんな危険を冒して落ち葉の中を切り開いて進んでいくと、

びわこ文化公園のもうひとつの側面である

「文化」の部分があらわれる。

 

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県立図書館と美術館である。

43haという全体の敷地から見ると小さなものであるが

どちらも質の高い運営が行われている。

 

・・・図書館は全国有数の蔵書を誇り、利用率は全国トップである。

美術館は来年から長期休館して大幅な改築が行われるが、

新施設の設計は世界的に有名な建築ユニットのSANAAである。・・・

 

美術館には彫刻の道というのが付属していて

この美術館が得意とする現代彫刻が並べられている。

 

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これは何か?

 

 

アートである。

 

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そう書いてある(たぶん)

タイトルは「酸素/滋賀」

 

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これもアートである。

タイトルは「夏至のランドマーク」

 

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他に説明のしようがないから

これもアートである。

タイトルは「置・傾/トライアングル」

 

 

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きっとこれもアートだ。

でなければ道の真ん中に立っている木なんて

邪魔過ぎる。

 

タイトルがついていないので

私が名付けよう

「腐葉土/命」

これで立派なアートになった。

 

・・・でもこれは彫刻じゃないなぁ。

彫刻と自然木の違いは何かというと、

写真で並べて見る限り

直線があるかないかくらいだろう・・・

 

 

そして道の終わりに到達するのがこれ

 

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何かの行事に使われることもなく、

ほとんど文化と自然の境界を示すためにのみ

開かれているただの空間。

そんな徹底的な無駄さ加減はアート以外のなにものでもない。

 

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公式のタイトルは「わんぱく原っぱ」

だが

あまりかっこよくないので

私が名付け直そう

タイトル「空の直下/邂逅」

 

これで現代アートらしくなった。

 

 

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落葉した樹木の枝は

季節の終わりの曲がり角を指し示しているようだ。

 

タイトルは「陰の季節/啓示」

 

 

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紅葉が燃え尽きて

落葉が終われば

もうカサカサと葉のふれあう音も聞かれなくなる。

それが冬の始まりである。

 

タイトルは「沈黙の始り/終曲」

 

 


 

・周辺の記事

 

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鉄の湖 ~源内峠遺跡~

 

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ヒトとケモノの道 ~源内古道~

 

 

おとなの七五三 ~深川不動堂・富岡八幡宮~

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11月はあちこちの寺社で七五三のお参りが行われます。

ここ成田山東京別院深川不動堂でも幟や旗が掲げられ・・・

 

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なのですが

成田山のある門前仲町は歓楽街でもあるので

夜になると子供たちの七五三が

70歳、50歳、30歳というおとなたちのお参りに変わります。

 

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境内入口付近の屋台は夜の七五三でかなり賑わっています。

 

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境内に入ると空気が変わって厳かな・・・

と言いたいところでありますが

やっぱりちょっと照明が繁華街のネオンのように感じられて

旧本堂は趣向を変えた高級ナイトクラブのようにも見えます

 

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などというのは、庶民の厚い信仰を集める

深川不動様に対して

たいへん罰当たりなので

御真言を唱えておきましょう。

 

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うんたらた、うんたらた、うんたらた・・・

 

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実際、夜でも熱心に参拝される方々もよく見かけます。

あまりに熱心なその後姿を見ていると

何かよほど深い恨みでも晴らそうとしているかのような・・・

すぐ後ろが繁華街でなければ夜の深川不動は

ちょっと怖い所かもしれません。

 

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お隣は有名な深川祭が行われる富岡八幡宮。

 

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こちらは由緒正しき大江戸温泉物語別院

という感じがしないでもありませんが、

こちらも下町庶民の厚い信仰を集め続けているパワースポット。

 

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深川祭は江戸三大祭りのひとつで、

七五三には巫女さんのゆるキャラが登場して、

酉の市、骨董市、フリーマーケットと

境内では年中何かの市が立ち、

神社らしく結婚式場があり、

神社なのに葬祭場まで運営していて、

何かと商売熱心でパワフルな商売の神様です。

 

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そして鳥居の向こうの門前仲町の街では

その御利益パワーが

夜の七五三や、夜の酉の市や、夜の巫女さんや

夜の豚や馬や亀や虎や餃子になって

毎晩のお参りが絶えません。

 

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ありがたや。うんたらた・・・

 

 

 

 

東京おばあちゃん化宣言 ~砂町銀座~

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砂町銀座は東京の下町のさらに下流である。

 

江戸の下町情緒がどうのこうのということはなく、

再開発ともオリンピック景気とも縁遠い昭和の残滓である。

 

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高齢化でありデフレであり

歩いているのはおばあちゃんばかり。

昼の砂町銀座の高齢化率、というかおばあちゃん比率は

60~70%という感じである。

 

これが落ちぶれていく日本の暗澹たる未来・・・

 

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という感じでもなく、

おばあちゃんたちはそれなりにお元気である。

 

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買っているのも売っているのも

買っている人のお友達も

売っている人のご近所も

おばあちゃんたちばかりであるこの町では

質素でコンパクトな

「だいたい100円」の経済が成立している。

 

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年金経済なのかバザーなのかおすそ分けなのか配給なのか

見極めが付き難い姿で

古くて壊れそうで、

でも壊れない。

 

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マイペースで、楽しそうで、おいしそうである。

 

小池都知事が4期くらい連続当選する頃には

ご本人も含めて

東京のおばあちゃん化はずっと進んでいるのだろう。

人口のおばあちゃん比率が増えるのだから

都政もおばあちゃん化するのである。

 

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そして世界に冠たる

質素でコンパクトでかわいい都市に変身するのである。

 

 

芝生の上の航海 ~明治丸~

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東京海洋大学の芝生の上に寝転がって明治丸を眺める。

 

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明治丸は明治7年に竣工した英国製の灯台巡視船です。

灯台巡視が仕事のはずなのに、

小笠原を領有したり明治天皇の巡幸に使われたり

ついでに海の日の元になったりと華々しい活躍をして

20年ほどで第一線を退きます。

 

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そしてここ海洋大学(当時の商船学校)で

練習船として自分の孫やひ孫の世代の学生を育てます。

その間、座礁したり米軍に接収されたりとたいへんな苦難に会いながら、

昭和29年には80歳で完全に引退します。

 

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その後、国の重要文化財として

ビルに囲まれた海の近く芝生の上で

長い長~い余生を余生を送っています。

・・・現在140歳。

 

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巡幸にも使われたということで凝った内装があることも特徴です。

 

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甲板は左右に少しずつ傾いているので

上を歩いていると揺れているような感じがして

ちょっとだけ航海中の気分になれます。

 

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船内で木製の床が鳴ると、さらにそれらしい感じがします。

そして狭い船室の中では、歴史上の有名無名の人々の息遣いを

すぐ近くに感じることもできます。

バーチャル・リアリティならぬヒストリー・リアリティです。

 

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芝生の下に喫水を3m沈めて

芝生の上で70年、

この船はその長いまどろみの中で

明治の夢を

今も航海し続けているのかもしれません。

 

て、何かリアル幽霊船みたい・・・

 

 

梅田スカイビル展示会

プリント

 

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12/1から梅田のスカイビルの空中庭園展望台ギャラリーでおこなわれる

「障害者の社会参加を支援する企業展示会」に参加させていただきます。

 

平成28年度の障害者週間協賛行事の一環として行われる展示会です。

いろいろ準備がたいへんですががんばります。

 

 

プリント

 

 

忘れられた月影 ~石山寺 秋~

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石山寺では今月(11/12~11/27)

紅葉のライトアップ「あたら夜もみじ」が開催されています。

 

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ため息がでるくらい見事で美しく幻想的なものですが

あまりに鮮やかで眩しいので

見とれていると目が疲れます。

 

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まさに燃えるようなライトアップで

紅葉というより溶岩流という感じです。

 

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石山寺が建っている岩盤は

マグマの貫入によってできたものなので、

石山寺のライトアップは

太古のマグマの痕跡の上を

現在の生きたマグマが飲み込んでいく

というような躍動的な印象になります。

 

それはまた新石器時代にまで遡れるであろう信仰の対象が

現代文明という新たな信仰に上書きされていく姿でもあります。

 

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石山寺の目玉である国宝の多宝塔も

その紅葉に負けないくらい目立とうと

天を切り裂くライトセーバーを背負っています。

 

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かつては近江八景「石山の秋月」と言われた月明りですが

今は地上の強烈なライトアップに身の置き場がなく

空の彼方にぽつんと置き忘れられた

投光器のひとつに過ぎない感じです。

 

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ちゃんと眺めれば

空には空の風情もあるのでしょうが

今のところ

人は人が作る光の

寺院は電機メーカーの技術と資金力の

電機メーカーはこの舞台の宣伝効果の

それぞれ眩し過ぎる輝きに目がくらんでいるようです。

 

 


 

・関連記事
●石山寺の四季シリーズ

 

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樹木葬幻想 ~岩間寺~

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西国三十三所十二番のやや地味な霊場である岩間寺(岩間山正法寺)。

 

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ここには重厚な山門も高僧の作った庭も国宝もなく

桜や紅葉のライトアップの名所でもありませんが、

 

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1300年の歴史と桂の木と芭蕉の蛙が飛び込んだ古池、

雷除け厄除けぼけ封じをしながら

美人にもなれるという御利益はあります。

 

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といっても、災害も医療も美容も

セキュリティや保険や医薬品や健康食品や

化粧品や整形美容関係の数多の企業が

全速力で解決してくれる現代において

お寺の御利益は企業の経常利益ほど重視されていません。

 

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御本尊で秘仏の千手観音は汗まみれになって

毎晩人々の救済に働いておられる「汗かき観音」。

とても有難いお話ですが

今の時代にはファブリーズされそうな気もします。

 

 

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このあたりは東海自然歩道の京都と滋賀の境目で、

その名の通り自然が盛りだくさんの

滑って躓いて転んで泥んこの傷だらけになりそうな

ワイルドな道が続いています。

 

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途中でこんなのぼりに出会うと

自分はこのまま道に迷って谷底に落ちて

人知れずナチュラルな樹木葬に

なってしまうのではないかと思えてきます。

 

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そう思いだすと目に入るものが

すべて樹木葬の痕跡のように見えてきます。

 

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蜘蛛の糸で仏の世界に導いていただける樹木葬、

にしか見えませんがこれは御献木。

 

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岩間山中で放棄された宅地が

森に飲み込まれていく姿は

人類の営みが長い時間をかけて

自然に回収されていく

地球スケールの樹木葬という感じです。

 

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考えてみれば

死ぬことが生命の前提である以上

生命のはじまりから現在まで

死ななかった生命は定義上ありえません。

「死」あっての「いのち」です。

だとすれば

生命のはじまりから現在までの地球は

ずっとずっとどこまで行っても終わらない

球形の墓地として回り続けている

とも言える。

この地球上ではいつでもどこでも

手を合わせればそこは誰かのお墓になるのです。

 

 

 

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1300年前に彫り出された桂の木の観音像から始まるこの地で、

1300年くらい後の人たちがこの船の樹木葬を掘り出したら、

びわ湖版ノアの箱舟のような

新たな神話を語り始めるかもしれません。

 

 

 

 

パウンドケーキ(クラムボン)

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カフェ&ベーカリー「クラムボン」の

パウンドケーキ各種

各200g 1本 600円(税込)

 

しっとり濃厚なナッツ、洋酒漬けのフルーツ、

ラム酒漬けのいちじく、大和茶の定番の他に

季節限定のものがあります。

 

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・関連記事

 

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カフェ&ベーカリー「クラムボン」さん

 

 


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青葉仁会さんに関する一覧

 

 

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逆光の斑鳩 ~法起寺~

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斑鳩の地では

広大な敷地が国宝で埋め尽くされるているような

法隆寺の放つ御威光が輝かしすぎて

周辺の関連寺院は逆光で暗くなりがちです。

 

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それでも1300年以上も生き延びているのだから

もうちょっと何とかしようかな

周辺のお寺ものんびりがんばっていらっしゃいます。

 

こちら法起寺の場合、

日本最古の三重塔に

近代の外来植物であるコスモスを合わせるという

世界遺産の一部としてはもしかしたら禁じ手ではないのかと

思わないでもない方法で

自ら輝きを放っておられます。

 

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とてもきれいな風景なのですが

外来種はよく育ちすぎて少々うるさい気もします。

(まあ、仏教も外来の思想ではありますが…)

 

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お友達とのお寺巡りを愛するご婦人方は

お花畑も大好きなので

マーケティング的には

ちょっとうるさいくらいの方が

わかりやすくていいのかもしれません。

ついでに、聖徳太子も愛したかもしれない

という触れ込みの

適当なご当地スウィーツを

ご提供させていただく甘味処も併設されると

さらに皆様にお喜びいただけるかもしれません。

 

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この場所には今のところ

東30m先に自販機があることを示す

古い看板があるだけです。

(この看板の前に自販機が3台くらい置けそうですが…)

 

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秋の斑鳩はとてものどかで

かつて政治の中心があった華々しい場所とは

とても思えないのですが、

それも現代という時代の光が眩し過ぎて

遠くの時代が暗くてよく見えないだけなのでしょう。

 

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夕暮れに遠くから響いてくる鐘の音に耳を澄ましていると

目の前の鉄塔が三重塔にも畑の案山子にも見えてきました。

光がゆるむと時代や風景が少し解けて

ひとつに混じり合っていくような気がします。