石山寺の千日会と万灯供養。
この日にお参りすると千日分の功徳があるという
年に一度の超お得なスペシャルデイです。
万灯の下には供養の塔婆が吊り下げられています。
ということは境内に延々と並ぶ灯りは、霊の行列
ということになるのかもしれません。
と思ってみると
境内が夏の夜の肝試し会場のようにも見えます。
でも、これをちょっとカラフルにすれば七夕まつりにも見えるでしょう。
祀ると祭りの間に
それほど大きな隔たりはないのです。
石山寺は紫式部と縁が深いので、
源氏物語の薄幸のヒロイン「夕顔」にちなんだ
夕顔市も開かれていました。
<心あてに それかとぞ見る 白露の
光添えたる 夕顔の花>
夕顔の君が光源氏に渡した最初の歌。
今風に散文的にあからさまに言うと
<キャーかっこいい もしかしてあなたが噂の光さん!?>
というような内容のようです。