草津駅の近くで行われた「イナズマフードGP in 草津」。
名前だけ聞くと何のことだかよくわかりませんが、
毎年9月にびわ湖の烏丸半島で行われる「イナズマロックフェス」の関連イベントで、一言で言うと<屋台祭>です。
ちょっと怪しげなC級グルメがずらりと並ぶ仮設の盛り場。
ここで人気の高かった屋台が、本番のロックフェスにも出店できるという屋台の予選大会にもなっています。
裏返せば、ロックフェスとい音楽イベントにおいて、<屋台>というものが大きな意味をもっているということでしょう。
おもしろいのは、これが<ロックフェス>という枠組みを越えて、子どもから高齢者まで楽しめる地域のお祭りとなっているところです。
アイドルやお笑い芸人の舞台、キッズダンスにご当地キャラの着ぐるみショー、じゃんけん大会と盛り沢山の企画が組まれています。
ロックフェスが地域の活性化や高齢化に対応して、変化と拡大を続けているようにも思えます。
このイベントが開かれた場所は、飲食店やサービス・物販施設が並ぶ商業エリアとマンションが立ち並ぶ住宅エリアの境にある空き地です。
1日に28000人の乗車人数があるJR草津駅から徒歩3分の交差点に面した好立地ですが、西友草津店が撤退した2000年以降更地のままの9500㎡です。
近々市の交流施設が建設される予定らしいですが、このまま住宅と商業の境界線上の余裕の空間として、緑地化して柔軟に運用していくのもいいのかもしれません。
遊び場であり、憩いの場であり、盛り場でもある場所。
きっとその方がみんな楽しくて、
それには多額の建設費用も不要ですから。