たった1時間のイベントのために、
毎年8月8日のタコの日の夜に
大津市の全人口に匹敵する35万人の人出がある
関西屈指の夏のイベント<びわ湖大花火大会>。
当日は通行止めとか一方通行とか場所取りとか
渋滞とか行列とか増発とかたいへんな状態ですが、
それでも毎年大きな混乱もなく
(もちろんマナー違反も一定割合で発生しますが・・・)
整然と混雑し続けています。
きっと渋滞も行列も
大きなイベントの雰囲気づくりの一部なのでしょう。
本来は低い位置で次々と開いて、
それが水上に映る
豪華で豪快ななスターマインが見ものなのですが、
それを見るには10万人くらいの人波をかき分けて前に進むか、
台風の中、徹夜で場所取りをするか、
1か月前に3900円を払って予約席を買うか、
を選択しなければなりません。
あまり近いと火花が降って来るかもしれません。
決断力と行動力と勇気と忍耐が必要です。
そんな試練の数々も
人生を豊かにする個人やファミリーや友人たちの
大切なライフイベントになるのでしょう。
地域イベントと個人イベントが重なって、
それぞれの物語が形作られます。
ちなみに今回の有料観覧席の数は27000席。
全部埋まればそれだけで1億円の収入なります。
開催費用が1億2千万円くらいですから
補助金・協賛金等々を入れると
ちゃんと黒字でしょう。
収支計算の物語もしっかり形作られています。
冒頭の写真は対岸の、直線で5kmくらい離れた場所からの撮影。
イベント後半の花火の画像を数枚重ねたものです。