ファッション原論 ~京都市動物園~

miyakobana

 

京都市動物園2

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今年の流行が何色だとか

誰それのセンスがどうだとか

どこそこのブランドが何だとかかんだとか

人間世界の些細な心配事とは無縁に

動物たちの着こなし身のこなしは美しい。

 

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それは着替えることのない生存の在り方の表現で、

 

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肌を脱いでも同じ肌で

 

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ただ黒くてぶら下がっているだけでも

 

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ただ無造作に置かれているだけでも

 

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だだ寝そべったり、寝そべったり、寝そべったりしているだけでも

 

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こんなに小さくても

どれもがだれもが見事である。

 

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目が大き過ぎたり

 

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耳が大き過ぎたりするのは

悪魔のようにかわいい。

 

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ヒョウ自身(ジャガー)によるヒョウ柄はこの上なくセクシーで

 

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檻の中に閉じ込められていても

お仕着せではない森の王者は

裸の王様に落ちぶれることはない。

 

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毛づくろいのやり過ぎで

人間はすっかり裸に「進化」して、

その進化の原罪を贖うために

今年の流行が何色だとか

誰それのセンスがどうだとか

どこそこのブランドが何だとかかんだとか

些細な心配事を無限に繰り返すようになった。

 

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そして今は

どんな生物にも似ていない

こんな鉄の殻を被って生きるようになったとさ。

 

めでたし、めでたし。。。

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