明治28年に開催された第4回内国勧業博覧会in京都岡崎の
モニュメントとして建てられた平安宮の巨大模型、
そこに平安京への遷都を行った
桓武天皇をお祀りして平安神宮はできました。
近代権力によって近代京都の中の近代博覧会の中に作られた
古代京都の中の古代宮殿の中の古代権力によって
近代に権威づけられた聖域
という
胡散臭いとまでは言わないまでも
ちょっとややこしいスタイルで
平安神宮は成立しています。
そしてその近代の中の古代の中に
さらに
近代の始りを告げたチンチン電車が鎮座しているという
近代日本らしいハイブリッドぶりがユニークです。
さて、そんな平安神宮は
国際観光都市京都の人気スポットのひとつで
絵馬も国際色豊かです。
京都の神様は世界中の言語に堪能でなければならなくて、
さらに様々な難しい願いにも耳を傾けなければなりません。
<楽してお金持ちになりたい>
その願いはよくわかる。
でもそれは
その前に書かれている願いと両立させることができない。。。
そしてよく見ると文も難解で。。。
。。。エゴとエスとスーパーエゴが混沌とする
人間の願望の深淵を覗くような祈願です
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