地下室のアート ~国立国際美術館~

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国立国際美術館107

国立国際美術館106 国立国際美術館24 国立国際美術館104

 

大阪中之島にある国立国際美術館には建物がない、

ように見える。

美術館があるべき場所には

金属パイプを好き勝手に曲げて組み合わせた

巨大なオブジェが置かれているだけである、

ように見える。

国立国際美術館は地上には入口しかなくて

本体はすべて地下にある。

 

国立国際美術館17 

 

なぜそんなことになっているかというと

敷地が狭かったことと

たぶん設計者のシーザー・ペリが

モダン作品を中心に集めた美術館らしく

金属パイプを組み合わせだけに見える超モダンな建物を作って

どや顔をしたかったということなのだろう、

と想像する。

 

国立国際美術館18

国立国際美術館15 国立国際美術館13 国立国際美術館8

 

何だかこれ見よがしで、

これだからアメリカの建築家はねぇ~

などと思いながら

地下1階のエントランスに降りると

意外と気持ちのいい空間である。

光がいい。

ガラスの天井から地下に差し込む光が

厳かな感じで落ち着く。

 

国立国際美術館21

国立国際美術館4 国立国際美術館20 国立国際美術館19

 

ここから地下2階、3階の展示室へ降りていく。

アートの世界に深く没入していく感じである。

 

国立国際美術館10

 

とてもいい。

ちょっとパイプが邪魔で、

日本人の頭にある竹のイメージは

もうちょっと繊細な感じだと思うけれど・・・

 

この時開催されていたのは

《500年後の誘惑》クラーナハ展だった。

地下の奥深くで開かれるのにぴったりのテーマである。

 

国立国際美術館6 

 


 

 

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クラーナハ2

『500年後の誘惑 クラーナハ展図録』

 

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