数ある京都の神社仏閣の中で、インバウンドでもシルバー世代でもなく
10代の参拝者が圧倒的に多いという珍しい場所がここ。
受験の神様、北野天満宮さんです。
もちろん子供たちが菅原道真公の神通力を
信じているかはやや疑問で
周囲の大人たちが歴史や文化の学習の一環として
推奨しているというくらいの感じです。
昔のものと違い、形を整えられて量産される絵馬に書く願いは、
受験や就職活動時の
志望動機書のレッスンのようにも思えます。
子供たちにとってもここは「絵馬を書く所」以外の意味は
あまりないのかもしれません。
子供たちが気になるのは、こちらかもしれません。
この神社の歴史と同じように年を重ねている裏の美しいもみじ。
表の顔である受験の神様とはかなり面持ちが違います。
「絵馬を書く所」だけで帰ってしまうのは、もったないです。