サクラティエさんの近くのグンゼスクエアさんに立ち寄ると
そこでは株主総会が開かれていました。
グンゼ株式会社さんの株主総会は
拠点を大阪に移された今も創業の地である綾部市で行われていました。
テレビで放送される大企業の総会とは違い
ずいぶん素朴な印象です。
グンゼの旧本社は、富岡製糸場と並んで
経産省の近代化産業遺産にも選ばれている施設です。
今は記念館と博物苑などになっています。
博物苑の隣はバラ園になっていています。
会社の株主総会には華やかさはありませんが、
こちらでは美しい花々を楽しめます。
そのほとんどが化学のメーカーとして
新分野でしのぎを削っている日本の繊維産業の中で
グンゼの事業ポートフォリオは地味で保守的な印象がありますが、
このように創業の地を大切にされている姿には
一種の感銘を覚えます。
自分が生まれた時の臍の緒を
今も大事にしている120歳の大長老。
そんな印象です。
そこに働く人たちがそう願う限り
会社にはアイデンティティが宿り続けるものなのかもしれません。
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