東近江市のあゆみ作業所さんを訪問させていただきました。
酒粕チーズケーキの工房しゅしゅさんを運営されている法人さんです。
入口では金子みすずさんの「私と小鳥と鈴と」と
「POST」と書かれた新聞受けがお出迎えしてくれます。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
「障がい者」とひとくくりされますが、そのあり方は千差万別です。
<みんなちがって、みんないい>の意味は
この場所でこそよく理解できます。
周囲はもちろん田園風景で、お隣は県立八日市養護学校。
あゆみ作業所は八日市養護学校の卒業生たちのための作業所として
1979年に始まりました。
現在60人ほどの利用者さんがいらっしゃいますが
こちらでも他の作業所さんと同様に、
増える需要に応えきれないとのこと。
左下の写真は施設長の寺川さん。
「どんな人でもウェルカム」を
信条とされている方なので
施設の物理的・制度的限界は一番の悩みどころです。
ここの食堂の奥にある調理場で試作がはじまりました。
工房しゅしゅ揺籃の地です。
現在こちらではさおり、下請け、リサイクルのお仕事を
されています。
ペットボトルのリサイクル工程
中身の残りを出して、ラベルを除いて細切れにします。
細切れ作業は音が大きく、前工程に手間のかかるものです。
出てきた細切れは、様々な色があり、モザイクのようできれいです。
これもまた<みんなちがって、みんないい>の姿かもしれません。