迫力のある大型プラネタリウムや
楽しいサイエンスショーで人気の大阪市立科学館。
宇宙や鉱物、香りや音など様々な展示があるが、
前身が電気科学館であったこともあり、
ここでは電気に関わるものが目に付く。
19世紀後半から世界はどんどん電気で満たされて
今では電気のない生活は想像することさえ困難だ。
電気があれば料理も洗濯も電話もできる。
夜を明るくして自動車も動くしマネーも動かせる。
逆にどれだけガスあって石油があって石炭があっても、
電気がなければ電話の1本もかけることはできないし、
あらゆるインフラの制御も
エネルギーの供給もできないし
バッテリーなしでは自動車も動かない。
電気は何物にも代えがたい。
(一般的にいう「モノ」ではないかもしれないけれど)
もし電気が使えなくなったら
通信も移動も調理もできなくなって
光を失った闇の中で
飢えた数十億の人びとが
マッチを求めて殺し合うことになる。
都市を中心に人類の7割、
いや9割以上は生き残れないかもしれない。
・・・やっぱり想像することさえ困難だ・・・
電気を操ることで独自の進化を遂げ
それなしでは生きられないという意味では、
いつの間にか現代人は過去の人類とは別の
<電気人類>になってしまったと言えるのかもしれない。
ホモ・エレクトスならぬ
ホモ・エレキネシスとでも呼ぶのだろうか。
南部先生の色紙は電気がなくても困らない数少ない展示品のひとつで、
展示品として理解するのがもっとも困難なもののひとつ。
もちろん、詳しく説明されても困難さが増すだけだけれど・・・




















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