奈良公園と繁華街をつなぐ猿沢池の周辺には
昔ながらの小さなおみやげ物屋さんが並ぶ。
夜になると、そのあたりはお買い物をする
修学旅行の子どもたちで大賑わいである。
みんな興味津々で大騒ぎで
とても楽しそうで
ちょっと不思議な光景である。
夜でさえこの混乱ぶりなので
人通りの多い昼間にこれだけの人数の子どもたちが
一斉に買い物をするのは到底無理だろう。
おまけに
奈良公園に近いこの通りには
昼も夜も鹿が出没するので
さらに混乱する。
鹿、修学旅行、外国人観光客、自動車、着物の人に
人力車まで交じってとても活気のある場所である。
「澄まず、濁らず、出ず、入らず」の猿沢池は、
そんな活気のある子どもたちや鹿たちの風景を
1200年以上も静かに映している。
そしてカラフルな鹿たちは
愛らしく静かに
洗濯ばさみで吊るされている。











