大阪の大阪デザイン振興プラザで行われていた
「福祉現場で生まれるアート展」の第3回です。
ギャラリーの奥に進むと、ふしみ学園さんやスウィングさんの
作品が展示されていました。
このデザインセンターの建物のようなカラフルさのふしみ学園さんの作品。
スウィングさんはゴミブルーの活躍を上映されていました。
ゴミブルーは地域の清掃活動をしたり、寸劇をしたりする
上賀茂地区のヒーローのようなコメディアンのような存在です。
スウィングさんは社会に語りかけ、働きかける集団です。
他にもこんなことも語りかけてくれます。
-おなら―
にんげん、みんないきていくのに、
おかねがいる。
でも、おかねのかからないものがある
それわ、おならです、
だから、おならわ
えんりょせずに、おもいきりだしてください。
くさくても、いいのです。
ひとの、いるところでもいいのです。
「ひとの、いるところでも」いいのか悪いのか、
議論はあるでしょうけれど
笑いは既成概念を揺らしたり崩したりしてくれます。
他にもYELLOWさん、ハピバールさん、ワークセンターとよなかさんが
参加しておられました。
それぞれの作者の個性と
それが集まることによる施設の個性が
よく感じられる展示になっているようでした。
今回は大阪、京都、滋賀、奈良という4府県からの作品が
集まりましたが、関西の中では兵庫と和歌山が欠けていました。
福祉の現場でのアートの取り組みには
地域により、施設によってかなり温度差があるようです。
逆に考えれば発展の可能性が残る場所が、
まだまだ多く残っているということかもしれません。
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