延暦寺や園城寺と比べ、比叡山にある天台宗系の総本山としては、少し地味な存在である西教寺。
ここは戒律と念仏の道場なので、派手さなど求めません(のかもしれません)。
逆にその静かな雰囲気が密かな人気とも言われているとかいないとか…
この総門の先が紅葉で赤く染まる姿は、西教寺が最も派手になるところですが、比叡山周辺には紅葉の名所が多いので、ここは比較的穴場と言われています。
建物はは落ち着いた歴史を感じる佇まいですが、ややインパクトには欠ける気もします。
戒律と念仏の道場なので、派手さなど不要なのです(だと思います)。
その中で特徴的なのがこの宗祖真盛上人の御廟。
江戸の天保13年(1843)に建てられた和唐折衷様式です。
もちろん派手さはありません。あるのは静かな苔と猿ばかりです。
比叡山のお寺らしくびわ湖はきれいに見えます。
湖面を渡る颯爽としたヨットは、ここではちょっと派手過ぎます。
お寺のあちこちにで見かけるお猿さんの像は、かつて上人の身代わりなったという護猿(ゴザル)です。
これくらいの派手過ぎないワンポイントが西教寺には似合います。
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