大阪ギフトショーだより 6 キメラマッチ

今回の大阪ギフトショーでグランプリになったのがこれ

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マッチのように簡単に使えるお香「hibi」

1回擦ると10分香ります。

コンパクトなアロマアイテムというおもしろさがあり、

形状もユニークで、使用シーンにも広がりがあります。

加えて「淡路島のお香+播磨のマッチ」というローカル性には

地域再発見の魅力があります。

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大阪ギフトショーだより 5 基板のアート

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今回のギフトショーで

新製品部門の大賞を受賞した製品。

電子機器の基板をもとに

東京の路線図をデザインしたiPhoneケースです。

本当の基板を製造している会社が製作していて

実際の電子部品が使われています。

さらにiPhone自体が発する電波を電力に変換して

LEDを光らせます。

カッコいい…

製品のブランド名は「moeco」

<基板萌え+コア・コンピタンス>の意味だそうです。

価格は13,000円(税別)— クールジャパンは安くない。

 

大阪ギフトショーだより 4 実用無用

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オシャレです、カワイイです。

セメントプロデュースデザインの

リボンから作ったレースのしおりたち。

全種類集めたくなります。

メルヘン度満点。実用性は皆無。

でもそれでいい、実用的でないことがデザイン的であることの証。

リアルじゃない。完全お飾り。だからこそメルヘンでいられる。

 

硬質で実用的でうんちくの塊である燕プロダクトとは対極の製品

「クレーム・デ・ラ・クレーム」のシュクレ

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京都発のシュークリーム専門店「クレーム・デ・ラ・クレーム」の

オリジナル焼き菓子スイーツです。

しっとりフィナンシェの上に小さな生チョコシューをのせた

二層構造がユニークです。

あたためるとチョコレートが溶けて、よりしっとりした食感になります。

味はショコラとバニラの2種類。

価格は8個入が1940円、12個入りが2820円、16個入りが3680円(すべて税抜)

京ほろり

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まるくてかわいい京都のお菓子。

やさしい甘さと、カリッとしてホロッとする食感が魅力です。

インバウンドのお土産需要も好調らしい。

味は定番の抹茶と京都の柚子とごまとの3種類で、

京都に縁の深い風味になっています。

製造は明治4年創業の職人技が生きるお菓子工房でおこなっています。

お値段は単品が600円(税込) ギフトは2800円

 

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京ふわり

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京都のお菓子「京ふわり」。

宇治抹茶とごまのふんわりサンドクッキーです。

ごまは京都のゴマソムリエ深堀氏厳選の

「手作り杵つき金ごま」と黒ごまを使用しています。

価格は6枚入りが600円、12枚入りが1,200円(税別)です。

京野菜フィナンシェ

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京都の素材にこだわったフィナンシェ、「ガトー・ドゥ・京野菜」。

 

風味は「丹波黒豆」「京にんじん」「堀川ごぼう」

「万願寺とうがらし」「京の白味噌」の5種類です。

 

黒豆はOK、キャロットもいける。

ごぼう?万願寺??風味としては意外性があっておもしろい。

万願寺は緑の色も鮮やか。

意外といえば白味噌、これがバターとの相性が良くてgood!

お値段は5個入り1,200円、10個入り2,200円、15個入り3,000円(すべて税抜)

 

大阪ギフトショーだより 3 燕プロダクト

アイデアから製作までたった一人の個人で

やってしまう完全自家製造のコーナーのとなりには

デザインと製造を分業するという

プロダクトらしいプロダクトのコーナーがあって

そこにあったのがこれです。

新潟燕三条でデザイン&製造されたおろし金。

繊細ではあるがしっかりしたつくりで、

いい道具だと感じられます。

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で、ここにも製作者というかデザイナーご本人が

いらっしゃって、オロシやフライパンやトングなど、

この会社の製品についてのこだわりを

いろいろいろいろ延々と

(オロシの角度のこととか、鉄製フライパンの表面硬度のこととか、トングの置き方のこととか、剪定バサミの歯の切れ方のこととか、電気ケトルと湯たんぽの関係とか…)

聞かせていただけました。

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大阪ギフトショーだより 2 糸鋸師

糸鋸で金属を切って繊細なジュエリー作品を作る

「糸鋸師」森田由花さんのイヤリングというか耳掛け装飾。

色耳掛(イロジカケ)シリーズのひとつ。

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展示されていたものを見ていると

凝った形状のものが多く、

これが本当に糸鋸で作れるのか?

と思ってしまうほどの出来映え。

もちろんそこにも作者ご本人がいらっしゃったので

直接確認しましたが、間違いなく糸鋸で作っている。

「デキますよ~」というストレートかつ自信に満ちた返事でした。

 

 

大阪ギフトショーだより 1 ししゃもねこ

地味すぎる大阪のギフトショーでおもしろいのは、

参加者が個性的なこと。

東京ではライバル企業が、商業的な成功の方程式を競い合う、

という感じなのですが、

大阪では近所のぷちアーティストたちが

思い思いの屋台を並べている、

というようなところがある。

東京が表通りのチェーン店なら

大阪は裏通りの個人商店。

そんな大阪ギフトショーでの代表的なものがこれ。

「ししゃもねこ」です。

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なにがおもしろいかというと、

作者兼オーナーが会場のブースで

裁縫箱を広げて製品を作っている!

というようなところ。

アジアのどこかに仕様書送ってコンテナで云々で

為替レートがどうのこうのではなく、

作者自身によるリアルに完全自家製造手作り、なわけです。

それで、どうしてこんな会場で作っているのか尋ねると、

注文が多くなってきてさばききれなくなってきたので、

いつも裁縫箱を持ち歩いて暇を見つけて作っているとのこと。

「お裁縫は好きなので苦にはならない」らしい。

この作者にとって

製品が売れる、売れないというより、

ししゃもねこが広く愛されるキャラクターになってくれたらうれしい、

という素朴で素直な気持ちが大きいのだろうと思えます。