太陽の炎が水蒸気の中に音を立てて消えていくようにも聴こえ
西の彼方のお浄土のあらわれのようにも見える。
2016年5月23日 大津市にて
栗東市のパレットミルさんを訪問させていただきました。
パレット・ミルさんは湖南地域の金勝山の中腹、
山と木と鹿と猪とたまに狸などなどの豊かな自然環境の中にあります。
山中に迷い込むと遭難しそうなので
分岐点には道案内の看板があります。
大津市のがんばカンパニーさんを訪問させていただきました。
こちらは「施設」っぽいところがまったくありません。
専用工場にして、おいしいクッキーの館です。
がんばのキャラクターたちが明るくお出迎えしてくれます。
東近江市の茗荷村さんを訪問させていただきました。
まだ障がい者福祉というものが、行政の取り組みとして、
あまり行われていなかった時代の格闘の痕跡がここにあります。
とにかく山の中。
台風被害で廃村になりかけていたところに茗荷村はできました。
障がい者と健常者がともに暮らす理想郷。
理想は高く、思いは強く、でもお金はなくて、
食うや食わずの生活が続いていたということです。
愚かに一途。そして日本の<福祉遺産>
手作りの元祖グループホームのような場所で、
厚労省の官僚だった頃の浅野史郎さんも視察に来られた
先進的な取り組みでしたが、
今は新しい福祉制度にそった形に整えられて、
社会福祉法人「美輪湖の家」が運営する
通常のグループホームという位置付けになっているようです。
電気は通ってますが、電波は届きません。静かです。
鳥と虫と蛇。空と緑に埋め尽くされています。
水がきれい。
これが福祉の源流
下界ははるか遠く。
茗荷村在住のアーティスト、一円さんの工房。
これまた別世界、というか異世界というか…
茗荷村「大円窯」。年に一度、三泊四日で陶芸作品を焼く
本格的な窯です。
美輪湖の家の利用者の方々のものや前述の一円さんのもの、
東近江在住の陶芸作家中野亘さんのものが焼かれるそうです。
緑と同化する鉄の残骸。これも作品です。
(大津の瑞穂さんにも同じ方の作品がありました)
下界に降りてくると世界が少し変わったように見えました。
滋賀はお寺が多い。
やたら多い。京都より多い。人口10万人当たりだと日本一多い。
弊社の前にもお寺があります。それも二つ並んであります。
西接寺さんと西徳寺さんという兄弟のようなお寺です。
どちらも天台系で門を出ると比叡山と向き合える好立地。
光明山西接寺さん。
こちらは紫雲山西徳寺さん。
西徳寺さんはびわ湖108霊場の一つにも数えられています。
若いご住職のご尽力もあり気持ち良く引き締まった佇まいが
維持整備されています。
滋賀を歩けばびわ湖にぶつかり、京都を歩けば観光スポットにぶつかる。
ということで、今回は「びわ湖便り」番外編、
お隣の京都から「みやこ便り」です。
SELP製品の情報収集で「京都ほっとはあとセンター」さんを
尋ねたところ、地下鉄の駅から地上に出たところで
ぶつかったのがこのスポット「京都御苑」でした。
敷地内に「御所」がある、700×1300mの広い広いお庭です。
古い都の贅沢な場所。
御所には、とても宗教的な感じがあるのですが、
そういう神秘性をまとうのが「皇帝」であり、
そこが首相や将軍や大統領と違うところですね。
このお庭には警察署があります。
正式には「皇宮警察本部京都護衛所」というらしい。
そして御所にはさらに派出所もあります。
正式には「皇宮警察本部京都護衛所清所門警備派出所」
という、なんか唱えるだけでご利益がありそうな長い名前。
さすがエンペラーなお庭
京都市のNPO法人ほっとはあとセンターさんを
訪問させていただきました。
京都府内の障がい者施設で作られる製品の販売支援や
障がいのある方々の就労支援を行っておられるNPO法人さんです。
地下鉄丸太町駅直結の京都府立総合社会福祉会館7Fにあります。
こちらに登録されている施設さんは180箇所以上あり
職員さんかなりたちはお忙しそうにされていました。