神棚とユビキタス by uchida 2016年5月4日 かつて日本では、親族に名付けてもらった赤ちゃんの名前を書いた 命名書を神棚などに貼るというならわしが広くありました。 神様への出生届のようなものです。 今の日本のマンションには神棚がなくなって、 命名書も随分廃れてしまいました。 昔、神棚のあった場所に今は情報通信家電になったエアコンが祀られ、 小さなファミリーをセンサーで見守りながら、 季節の調節やウィルスの厄払いまでしてくれています。 古い古い和風の神様は、今時のユビキタス(遍在する神)に居場所を譲ったのです。
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