大阪ギフトショーだより 1 ししゃもねこ

地味すぎる大阪のギフトショーでおもしろいのは、

参加者が個性的なこと。

東京ではライバル企業が、商業的な成功の方程式を競い合う、

という感じなのですが、

大阪では近所のぷちアーティストたちが

思い思いの屋台を並べている、

というようなところがある。

東京が表通りのチェーン店なら

大阪は裏通りの個人商店。

そんな大阪ギフトショーでの代表的なものがこれ。

「ししゃもねこ」です。

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なにがおもしろいかというと、

作者兼オーナーが会場のブースで

裁縫箱を広げて製品を作っている!

というようなところ。

アジアのどこかに仕様書送ってコンテナで云々で

為替レートがどうのこうのではなく、

作者自身によるリアルに完全自家製造手作り、なわけです。

それで、どうしてこんな会場で作っているのか尋ねると、

注文が多くなってきてさばききれなくなってきたので、

いつも裁縫箱を持ち歩いて暇を見つけて作っているとのこと。

「お裁縫は好きなので苦にはならない」らしい。

この作者にとって

製品が売れる、売れないというより、

ししゃもねこが広く愛されるキャラクターになってくれたらうれしい、

という素朴で素直な気持ちが大きいのだろうと思えます。

 

 

第54回大阪インターナショナル・ギフトショー秋2015

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東京のギフトショーと比べると

桁違いに地味、感覚的に言うとおよそ1/10くらいの規模。

滋賀県内の施設で例えるなら

三井アウトレットパークと平和堂フレンドタウンくらい違う。

なのですが、

それはそれでいいところもあって

会場が狭いので迷わないし、疲れない。

ヒマそうなのでゆっくり商談できる。

ローカルで気楽でフレンドリー。

でも、ちょっと地味すぎるので

できるならこの2~3倍、

来場者で3~5万人規模なら、

もっと活気が出ていいのかな、というところです。

多分、東京が忙しすぎて大阪に手が回らない

というところなのでしょう。

第80回東京インターナショナル・ギフトショー秋2015

ギフトショー

9/2~9/4に東京ビックサイトでおこなわれた
ギフトショーに行ってきました。
今回のテーマは
「世界市場を取り込む再生ニッポンの決定打」
です。
まあ、大げさというか
あまり深くは考えていないテーマのような気はしますが
確かに規模も人出もかなりなもので
会場を歩くのが息苦しいほどではありました。
そして会場では中国語がいつもより
多く飛び交っていた気がします。
ビックサイトを爆買いか?という感じです。

この展示会は派手ではあるのですが
取り扱い領域が広すぎて
全体の傾向をつかみにくいのが難です。
たくさんたくさん見てくたくたに疲れたけれど
肝心なものにたどりつけなかった、という結果になりがちです。

文字を作る

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お香典のお返しなどの仏事には「戒名」がつきものですが
故人様のお名前は個人様以上に多様で
寺院オリジナルなのか古い大陸系のものなのかよくわからない
とにかく現在の日本の文字コードには存在しない
こだわり文字が使われていたりします。
そういう場合、多少の手間と時間とテクニックが必要ですが
既存の漢字を切ったり貼ったり削ったり足したりして
作らせていただいております。

上の二つはおそらくどちらも「釋」の異字

ちなみに、「釋」の文字を「釆」と「睪」に分けてならべると
「わけみ」さんというご苗字になるそうです