赤い米の記憶 by uchida 2016年5月4日 内祝いなど冠婚葬祭の時に配られる「赤飯」。 その起源は野生種に近い古代米(赤米)であると言われています。 赤は命の色、実りの色、邪気を払う色です。 米は栄養価の高い食物で、それ自体が豊かさの象徴でもあります。 品種改良が進み米の色が白くなっても、 赤い米の風習は残りました。むしろ米が白くなることで、 赤の希少性がより意識されるようになったのかもしれません。 白くなった米を染めてでも赤であることにこだわりました。 赤飯は米が赤かった頃の遠い記憶です。
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