『グーグルが消える日』 ジョージ・ギルダー・著 武田玲子・訳 2019年刊 SBクリエイティブ

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やや専門的な内容で言及範囲も広く飛び回るので読みにくい本ですが、要は中央集権的で独占的なデータの取り扱いをするGAFA的なものから、ブロックチェーンのような分散システムに移行していく必然を説いているということです。

データを一カ所に集めるクラウド型の技術的、経済的限界(あるいは飽和)から分散型のスカイコンピューティングへの移行。

テクノロジーはそちらを追求する方に、既にジャンプしてしまっているということであり、クラウド型では広告をAI化することくらいしかもうやることがないということである。

極めて興味深い指摘である。

この本ではAI万能説も痛烈に批判されていて、その点も示唆に富んでいる。

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