天国の猿たち ~百済寺~

tayoribana1

 

 

宣教師ルイス・フロイスに「地上の天国」の呼ばれた百済寺で、

朝食中のおサルさんたちに会いました。

 

 

ざっと見回しただけで20頭弱。

桜の木に登って春の味覚を満喫していました。

咲く前に全部食べられてしまいそうな勢いでした。

春は木の上のテーブルに

たくさんの柔らかいご馳走が並ぶ天国の季節なのかもしれません。

 

 

咲く前においしく食べてしまうのが猿で、

咲いたのを眺めるのが人間。

遺伝子の近いサルとヒトの違いは

それくらいのもので、

おいしく食べてしまう方がおそらく合理的。

ヒトは不合理なものを文化という決まり事にして

もっともらしく振舞う生き物です。

その決まり事を精査したものを

仏教では<戒律>と呼んできたのかもしれません。

 

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