宣教師ルイス・フロイスに「地上の天国」の呼ばれた百済寺で、
朝食中のおサルさんたちに会いました。
ざっと見回しただけで20頭弱。
桜の木に登って春の味覚を満喫していました。
咲く前に全部食べられてしまいそうな勢いでした。
春は木の上のテーブルに
たくさんの柔らかいご馳走が並ぶ天国の季節なのかもしれません。
咲く前においしく食べてしまうのが猿で、
咲いたのを眺めるのが人間。
遺伝子の近いサルとヒトの違いは
それくらいのもので、
おいしく食べてしまう方がおそらく合理的。
ヒトは不合理なものを文化という決まり事にして
もっともらしく振舞う生き物です。
その決まり事を精査したものを
仏教では<戒律>と呼んできたのかもしれません。
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