11月はあちこちの寺社で七五三のお参りが行われます。
ここ成田山東京別院深川不動堂でも幟や旗が掲げられ・・・
なのですが
成田山のある門前仲町は歓楽街でもあるので
夜になると子供たちの七五三が
70歳、50歳、30歳というおとなたちのお参りに変わります。
境内入口付近の屋台は夜の七五三でかなり賑わっています。
境内に入ると空気が変わって厳かな・・・
と言いたいところでありますが
やっぱりちょっと照明が繁華街のネオンのように感じられて
旧本堂は趣向を変えた高級ナイトクラブのようにも見えます
などというのは、庶民の厚い信仰を集める
深川不動様に対して
たいへん罰当たりなので
御真言を唱えておきましょう。
うんたらた、うんたらた、うんたらた・・・
実際、夜でも熱心に参拝される方々もよく見かけます。
あまりに熱心なその後姿を見ていると
何かよほど深い恨みでも晴らそうとしているかのような・・・
と
すぐ後ろが繁華街でなければ夜の深川不動は
ちょっと怖い所かもしれません。
お隣は有名な深川祭が行われる富岡八幡宮。
こちらは由緒正しき大江戸温泉物語別院
という感じがしないでもありませんが、
こちらも下町庶民の厚い信仰を集め続けているパワースポット。
深川祭は江戸三大祭りのひとつで、
七五三には巫女さんのゆるキャラが登場して、
酉の市、骨董市、フリーマーケットと
境内では年中何かの市が立ち、
神社らしく結婚式場があり、
神社なのに葬祭場まで運営していて、
何かと商売熱心でパワフルな商売の神様です。
そして鳥居の向こうの門前仲町の街では
その御利益パワーが
夜の七五三や、夜の酉の市や、夜の巫女さんや
夜の豚や馬や亀や虎や餃子になって
毎晩のお参りが絶えません。
ありがたや。うんたらた・・・
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