湖東三山のひとつ金剛輪寺。
紅葉が見事なことで有名な天台宗の古刹です。
開山は天平13年(741年)で、行基によるものとされています。
その行基が彫っていたご本尊の観音様が、
彫っている時に血を流した!!!
ということで<生身の観音>という秘仏になっています。
観音様に怪我をさせてはいけません。
ということはさておき
それが由来で本堂周辺の紅葉は
観音様の「血染めの紅葉」
と呼ばれるようになったということです。
「血染めの紅葉」とは
たいへん有難いような、
でも表現が直接的過ぎて
ちょっとおどろおどろしいようなネーミング。
エログロナンセンスが輝いていた昭和の感覚かな・・・
と思わないでもありません。
<血塗られた古刹 連続殺人事件>とか
<恐怖! 血を吸う紅葉>とか
<鮮血地獄 復讐の美女>とか
<秘拳炸裂!鮮血の金剛輪寺>とか
まあ、そんなB級映画のイメージです。
さらに、
金剛輪寺は千体地蔵と呼ばれる
たくさんのお地蔵様でも有名です。
風が吹くと風車が一斉に回りだして、
見方によってはこちらも
B級ホラー感を高めてくれるロケーションです。
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