千両箱の上で ~日本銀行本店 1~

 

 

日本橋にある日銀の本店。

有名な旧館の本館は明治29年竣工、築121年の重要文化財ですが、

実際の運営が行われているのは後ろの新館です。

 

 

旧館の本館は、上から見ると「円」の文字に見えると言われており、

現在(2017年11月)は免振工事中です。

スカイツリーの2倍の7万5000トンもある建物の

土台の下に新たな土台を作って

そこに免振ゴムを設置するという面倒そうな大工事で、

完成まで3年近くかかるそうです。

 

 

本格的洋風建築として明治の錦絵となり、

すでに文化財でしかないこの建物ですが、

日本の金融政策の象徴として

今でも現役でテレビや雑誌やネットに

日々取り上げられ続けています。

 

 

それどころか、現在日銀のあるこの場所は

江戸時代には金座のあったところですから

金融の象徴的な場所としては400年続いているとも言えます。

 

 

江戸時代からの連続性を示すのが建物に施されたこの紋章で、

ライオンの足の下にあるのは6個の「千両箱」です。

 

 

千両箱の上で ~日本銀行本店 1~” への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA