現在は日吉大社の管理となっていますが、元は比叡山延暦寺の末寺として建てられた日吉東照宮。
徳川幕府の<黒衣の宰相>天海上人による創建です。
日光東照宮のひな型と言われ、極彩色の華麗な装飾が施されています。
作った職人さんたちの仕事ぶりに、ため息が出るような見事さです。
建物自体が全体に小ぶりで、ミニチュアの神殿を見ているように、装飾の見事さが凝縮して間近に感じられます。
唐門を出るとびわ湖が一望できるというこの立地も、比叡山という大きなロケーションがここに凝縮されているようにも思えます。
日吉東照宮は自然と人の技術をぎゅっと搾って滴り落ちた比叡山の雫のようです。
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