幸福の頂上 ~若草山 夜景~

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若草山の頂上から見る夜景は文句なしにうつくしい。

 

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平野を一望できて、そこにある光の数々に街の息遣いを感じる。

 

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ここは夜は恋人たちの告白スポットで、

夜が明けると結婚記念写真の撮影スポットになる。

 

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若草山の頂上は幸せの頂点でもある。

(彼女はどこでこの衣装に着替えたのだろう・・・)

 

若草山5

 

頂点を過ぎればその後は

曲がりくねったドライブウェイを下っていくだけである。

よそ見しないで、ゆっくり安全運転で行こう。

それが現代人の後半生の長い長いはじまりだから。

 

 

1200年の微睡 ~東大寺 金堂(大仏殿)~

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すっかり暖かくなった春の東大寺では、鹿たちが眠そうです。

 

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そういえばこの地の主の大仏様も半分眼を閉じて眠そう。。

ではなく、これは1200年前から続く厳かでありがたい半眼。

外の世界を見ながらも、半分は自分の内面を見つめることが大事です。

 

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後に控えておられる多聞天さまはきりりと立っておられますが

春の日差しの中ではその姿も夢のよう。

 

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その前の男の子は所在無げで、やっぱり眠そう。

 

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いや、もしかしたらこれは最近流行りの新しい瞑想法か?

 

といった夢現の世界の中の終わりに、

はっきりと目覚めている場所があります。

それは大仏殿の中の<売店>!

(宗教空間の中なので少々違和感はありますが、)

ここではお土産物がたくさん売られていて

みなさんしっかりお買い物をされます。

 

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お金の動く場所では誰もがしっかり開眼するので、

もう誰も半眼のように内面を見つめることはありません。

 

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一般社団法人 無限さん

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奈良県生駒市の無限さんを訪問させていただきました。

こちらは障がいをもった子どもたちの

放課後デイサービスを行っておられます。

 

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(代表理事の石田さん)

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<福祉がオシャレで何が悪いの?>と主張しているかのような事務所。

 

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福祉のフリーペーパー「アンフィニ・プラス」の発行や

介護者の養成講座なども手掛けておられます。

 

春日大社の杉でつくる製品づくりにも参加されておられたり

https://www.makuake.com/project/kasuganosugi/

今後はB型施設も立ちあげられる予定だそうです。

 

オープンで活発な活動とネットワークで

これからの奈良の福祉を刷新していかれるように感じました。

 

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目覚める水辺 ~瀬田唐橋 春~

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桜が満開になると、唐橋周辺はボートや釣り人、家族連れやペット連れ、

ランナーやスケートボードや観光船などで水辺も水上も賑わいます。

暖かくなると魚も浅いところに昇ってくるようで、

水鳥もすぐに餌を捕らえて上がってきます。

春は水辺も水上も水中も目覚めてきます。

 

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少々雑多で、やや騒々しくはありますが、

人間にとってはおだやかでなごやかな季節です。

 

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上空を見上げるとたくさんの鳶たちで賑わっています。

大きな川の上なので上昇気流が発生しているのかもしれません。

 

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大空をゆっくり旋回するので優雅ではあるのですが、

河畔でくつろぐ人たちはお弁当を狙われないよう注意が必要なようです。

新年度を迎えて、鳶と人との新たな生存競争も始まっています。

 

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桜のその先に ~石山寺 春~

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花の寺を自称する石山寺。

春の境内はもちろん桜でいっぱいです。

 

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前を流れる瀬田川も両岸にズラリと桜が並びます。

 

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これだけ満開だと少々辟易しますが

石山寺の場合、一緒に咲くミツバツツジがいいアクセントになっています。

 

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薄い桜の色の中にこの花があると、とても鮮やかです。

 

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ピークを迎えた桜の園の真ん中で

ツバメが巣作りに忙しそうでした。

 

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春の終わりは夏の始り。

季節にはいつも次の季節が埋め込まれています。。。

 

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●石山寺の四季シリーズ

 

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るつぼの文化 ~錦市場 その7~

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人は市場に食物を集める。

食物は市場に人を集める。

集まった人は市場にさらに食物を集め、

集まった食物はもっと人を集める。

人が市場を求め、市場が食物を求め、食物が人を求め、

人がまた市場を求め、市場は食物の

るつぼのになる。

るつぼの中で人と人、食物と食物、食物と人が混じり合って、

食物は文化となる。

 

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文化は人を育て

人は人を生み

人は産業を生み

産業は都市を生み

コンスタンチノープルを生み

パリを生みニューヨークを生み

京都や東京や上海を深センを生み

世界はカラフルになる。

 

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ゆれながらゆらぎながら

呼吸するように

都市は文化の

文化は都市のゆりかごになる。

 

外国からの多くの観光客が

この場所を訪れるのは

そんな人と食文化が日々生まれる現場を

肌感覚で理解するためだ。

なのだけれど、ちょっともみくちゃすぎて

食の文化は観光の文化にはじき出されそうだけれど。。。

 

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人は市場に人を集める。

集まった人はもっと人を集める。

人がまた人を求め、人は人の

るつぼのになる。

るつぼの中で人と人と人が混じり合って、

さて、

次の新しい観光都市の文化は生まれるだろうか・・・

 


 

★錦市場シリーズ 全7話

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若冲のるつぼ ~錦市場 その6~

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江戸時代中期の奇想の画家、伊藤若冲は錦市場の青物市場に生れた。

 

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様々な食材のるつぼである都の市場で

集まった素材を徹底的に観察して

るつぼのような絵を描き続けた若冲。

 

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没後200年を過ぎて、彼は錦のアイドルとなり、

市場には多くの絵が掲げられている。

 

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★錦市場シリーズ 全7話

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食べ歩きのるつぼ ~錦市場 その5~

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食べ歩きといっても錦市場では、

もみくちゃの人の波から無理矢理離脱して、

ほっと一息つく感じです。

種類は豊富で、そのために店頭に人が滞留して

混雑がさらに混沌とします。

 

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練りものやコロッケ、だんごやせんべいくらいは普通なのですが

タコやウナギやどじょう、鮎の塩焼きやすずめの焼き鳥まであります。

 

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コロッケや練りものを食べるのは日本人で、

鮎やすずめを食べるのは

ディープな日本を見つけたい外交人観光客。

 


★錦市場シリーズ 全7話

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