『レヴィ=ストロース』人と思想96
吉田禎吾 板橋作美 浜本満 共著
1991年刊 清水書院 センチュリーブックス
主に高校の教科書を出版している清水書院の「人と思想」シリーズの1冊。
「人と思想」は幅広く様々な人物を取り上げている息の長いシリーズで、
おおよそ高校の副読本の延長くらいのスタンスで書かれており、
堅苦し過ぎず刺激的過ぎず偏りなくわかりやすい内容になっている。
この巻も、来日時のレヴィ=ストロースの様子などにも触れており親しみが持てる。
日本を旅行していた時のこの写真などを見ていると 、
大学者の大思想家も実は穏やかで気のいいじいさんなのだ、と感じる。
もちろん人物への親しみと思想の解読は別物ではあるのだが…