びわ湖周辺の美しい落日の風景
炎を背負った明王のイメージ。
日が沈むところに信仰が立ち昇る。
2016年7月23日 大津にて
瑞穂さんのマーマレードとクッキーのセットです。
写真のクッキーはスノーボール、マーマレード、
バニラアーモンド、チュイールの4点ですが
他にも抹茶やレモンヨーグルトなどがお選びいただけます。
クッキーだけの詰め合わせも可能です。
価格は2000円程度からご用意できます。
京都市北区のNPO法人スウィングさんを訪問させていただきました。
上賀茂神社の近く、大きなお屋敷が並ぶ静かな町の中、
元は学習塾だった建物がNPO法人スウィングさんの本拠地です。
活動は、アート・清掃・内職。そしてそれらとともに福祉の枠を超える
「市民」としての社会活動を展開しておられます。
障害のあるなしに関わらず社会や人に働きかけることを大切に考え、
オープンに楽しくをモットーに、町の清掃を行う「ゴミコロリ」や
ワークショップ、寸劇、路線バス案内などを行っておられます。
スウィングさんのオリジナルグッズです。
スウィングさんの本『Swingy days』についてはこちら
周辺の記事
滋賀県彦根市のつばきはらファクトリーさんの
「和っふる」作りを取材させていただきました。
つばきはらファクトリーさんは滋賀県彦根市の
豊かな田園風景の中にあります。
その環境の中でみなさんのびのびと作業されています。
田んぼの稲ものびのびと元気のいい感じです。
環境が人を作り、人はおいしいものをつくります。
この日は抹茶とココアの和っふるを作っておられました。
オリジナルレシピによる原料の配合から袋詰めまですべて手作りです。
香ばしくてやわらかそうでおいしそうです。
写真を撮りながらつまみ食いしそうになりました。
こうして出来上がった「和っふる」たち表情は楽しげで
人々の集うティータイムにぴったりです。
自然と人と、人と人が豊かにつながるイメージがひろがります。
次のハロウィーンに向けて
期間限定かぼちゃ和っふるの企画中です。
関連記事
個人・法人を問わず「社会貢献」の重要性が語られることは多い。
「社会貢献」が盛んになるのは社会の成熟の証であるとも言われる。
それはなぜか?
個人の衣食住が整って文化や社会全体に
目が向けられるようになるからであろうか。
豊かになりお金持ちになり過ぎた人が
自らの富裕さを誇示するために寄付がはじまるのだろうか。
確かに一面ではそういうこともあるだろう。
でもそれは現象の一部分であって本質ではない。
では、その本質は何か?
それは自らの成り立ちへの気付きであろう。
個人であれ、法人であれ
今ここに存在していられるのは
社会というものの存在を前提としてのことである。
社会があることによって個人も法人も存在できる。
自らの存在がその社会によって
与えられ支えられているものであると気付いた時、
与えられたものへのお返しとして<貢献>が始まるのである。
見返りを求めず一方的に貢ぎ、献げるのは、
すでに多くを受け取ってしまっているからである。
存在は与えられたギフトであり
貢献は行動するギフトである。
それは自然に対しても同じである。
自らの命が自然によって与えられたものだと気付いた時
内的動機に導かれた環境保全がはじまるのである。
そしてそういう気付きを得て
「ありがとう」と言えるようになることを
<成熟>というのであり、
その成熟は年齢とも収入とも無関係である。
糸賀一雄さんが、それほど長かったとはいえない人生の晩年に
福祉に関する考えを整理して記された本。
クライマックスは第7章の発達保障という考えである。
そこにはこう書かれている
「三歳の精神発達でとまっているように見えるひとも、
その三歳という発達段階の中身が無限に豊かに
充実していく行きかたがあると思う。
生涯かかっても、その三歳を充実させていく値打ちが
じゅうぶんあると思う。」
当たり前のことである
そしてそのあたりまえを貫くのが
筋金入りのヒューマニズムである。
「重症の心身障害という限界状態におかれている
この子らの努力をみて、かつて私たちの功利主義的な考え方が
反省させられたように、心身障害をもつすべてのひとたちの
生産的生活がそこにあるというそのことによって、
社会が開眼され、思想の変革までが
生産されようとしているということである。」
<世の光>はここに開かれた目に宿るものなのだろう。
『この子らを世の光に』からはじまり
『重い障害を生きるということ』(高谷清・著)に受け継がれる
思想の充実がここにある。
びわ湖の南端から瀬田川上流にはいくつもの橋が架かっている。
主なものだけでも7本。近江大橋、JR東海道線(2本)、国道1号、
瀬田唐橋、東海道新幹線、名神高速道路、京滋バイパスである。
そのJR線の北側に、道路でも線路でもない
ちょっと変わった橋がある。
きれいなアーチを描くこの橋は、瀬田川を渡った両端で途切れている。
ただ川の上を渡すことだけを目的に架けられたオブジェにしか見えない。
この橋が何なのかというと、
瀬田川共同橋という愛想のない名前の水道橋である。
水道とガスと通信のためのものである。
無用の長物にしか見えないけれど
周辺住民にとっては鉄の命綱ということになる。
京都アニメーションが背景に取り上げたことがあって
少し有名になったらしい。
といっても巡礼の人たちが押し寄せるというような場所でもなく
そのような事情とは全く無関係に
瀬田川共同橋は
釣り竿の描くアーチやボートが切り開く波紋と調和しながら
生活の背景としての重要な役割を
淡々とこなしている。
「茶は養生の仙薬」と
栄西が「喫茶養生記」に記してから800年後の京都。
<喫茶>の文化は脈々と受け継がれ
都は今も喫茶店だらけの街です。
その喫茶養生スポットのひとつに
烏丸三条があります。
烏丸通りと三条通が交差するあたりには
伊右衛門サロン(和風)
スターバックス(米国風)
エクセルシオール(欧州風)
その近辺には韓国風の素夢子古茶屋や
パン屋ではない進々堂や
パン屋でもあるPAULや
金庫室の中の前田珈琲
さらには老舗でノスタルジックで
和洋折衷なイノダコーヒー本店
などがあり
古今東西老若男女を巻き込んで
日々喫茶の歴史を刻み続けています。
喫茶は街に潤いと賑わいを与えてくれています。
栄西が800年後の京都を見たら
「茶は繁盛の仙薬」と記すかもしれません。
関連記事