「 2018 1月 」記事一覧

2018.01.29 びわ湖便り

冬に灯る花 ~石山寺 蝋梅~

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冬の終わりに、甘い香りを漂わせる蝋梅(ロウバイ)。

うつむき加減に咲く可憐な花です。

 

 

蜜蝋で作ったかのような花びらの表情が独特の魅力です。

 

 

他に咲く花の無い梅園に、やさしい光が灯ったかのようでした。

 

 

2018.01.25 びわ湖便り

橋の下の美術館 ~高島市勝野~

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高島市勝野。

湖岸の国道161号バイパスの橋の下で見た

水と氷の造形がきれいで

自然の小さな美術館のようでした。

 

 

2018.01.25 びわ湖便り

純白の罠 ~乙女ヶ池 雪~

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高島市の乙女ヶ池。

断続的に雪で、この時は積雪40cmというところ。

 

 

とても美しい光景です。

 

 

しかし注意喚起の標識まで埋もれてしまうのが難。

雪は危険を覆い隠してしまう純白の罠。

 

 

池の上を氷を割りながら進んでいく砕氷鴨がいました。

・・・

あ、そうか水鳥が越冬のために南下するのは、

単に寒いからというだけではなく

水面が凍ってしまうと住む場所がなくなるという

切実な問題があるからなのか・・・

 

 

2018.01.21 びわ湖便り

生垣の女王 ~水生植物公園 みずの森 大寒~

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花の少なくなる冬。

みずの森のメインはアイスチューリップです。

 

 

冷凍した球根を使って

冬に咲かせるチューリップです。

 

 

よく見るとハボタンも見事で、

さらに見ていると黄色い南天や

楽し気に語らっているような水仙

 

 

梅に似た小さな花をたくさん咲かせる

ギョウリュウバイもかわいい。

 

 

そして意外にも見事に感じるのが生垣のサザンカ。

花びらを派手に散らせながら赤く咲くこの花は

レッドカーペットの上の冬の女王のようでもあります。

 

 

 

2018.01.19 びわ湖便り

寅の日 ~毘沙門堂門跡~

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京都山科にある毘沙門堂門跡。

天台宗のお寺で最澄が自ら彫ったという毘沙門天がご本尊で、

皇族との関りの深い門跡寺院で、当然のように紅葉と桜の名所。

 

 

派手な朱塗りの建物や庭園、トリッキーな襖絵などでも有名です。

 

 

この歴史ある格式の高いお寺の「初寅会」。

寅はご本尊の毘沙門天と関わりの深い動物で、

1年の最初の寅の日には特別な3日間のご祈祷があります。

 

 

といっても境内は

みんなが集まって焚火にあたりながら

甘酒を飲んでいるという

山科ローカルな感じの

かなりのどかな光景でした。

 

 

 

2018.01.18 びわ湖便り

空っぽのオマージュ ~銀閣寺~

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複雑化し過ぎた人間関係と言うか政治状況というかに

すっかり疲れ果てて

もしかしたら半分うつ状態になっていたかもしれない

将軍足利義政は

ネットやゲームにはまって抜け出せなくなったかのように

当時の様々な文化に溺れていきました。

 

 

家族も部下も誰もかもが<オレのことをわかってくれない!>

と彼が悩んでいたかどうかはわかりませんが、

まあ病的ともいえる情熱を注いで

後に銀閣寺と呼ばれるようになる広大な別荘をつくっていきました。

 

 

脆弱な権力財務基盤しかもっていなかったにもかかわらず、

彼は課金を続けてアイテムを買い漁りました。

今の一般人ならカード破産一直線でしょう。

 

 

普通なら周囲から完全に見捨てられる

残念なやつだったかもしれませんが、

そこは8代目将軍という権威はあったのでしょう。

 

 

 

 

ここに集められ整えられた文物様式は

残念どころか「御物」「名物」となり

まとめて東山文化と呼ばれるようになります。

そしておもしろいことに

ここに集められ整理されたものが

次の戦国の世でも超一級の権威として引き継がれていくのです。

武力で土地を奪い合い下剋上をやっていた時代であっても

文化的な権威は有難たがられます。

<成り上がりものは有名ブランドが好き!>

ということでしょうか。

 

そして銀閣寺そのものも

元はその前の時代の

足利義満と夢窓疎石へのオマージュでした。

 

 

そのオマージュは現在、

すっかり狭くなった敷地と

ほとんど空っぽのわずかな建物を残すだけのものですが、

その権威は義政の時代よりもはるかに強力になり

世界遺産になっています。

 

 

2018.01.17 びわ湖便り, JGCグループ

JGCブロック会議@滋賀 ~琵琶湖ホテル~

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全通・JGCグループの関西・中部ブロック会議を

滋賀で開催させていただきました。

 

 

メイン会場は琵琶湖ホテル。

 

 

市場・グループ・業界を巡る議論が白熱。

休憩中も会食中も大浴場でも

絶え間なく議論が続けられました。

 

  

 

会食には大津の町屋を改装した居酒屋で

滋賀の食材をご用意させていただきました。

鮒ずし、赤こんやく、えびまめ。

マスの刺身、近江牛の炙りに

地酒は松の司、七本鑓、萩の露・・・

鉄板の取り合わせです。

 

 

ホテルの部屋から見た大津の夜景。

湖に映る町の光が美しい。

 

 

静かな朝もやの湖岸も幻想的でした。

 

 

 

 

2018.01.14 びわ湖便り

落日コレクション 50

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哲学の道で猫と眺めた京の落日

 

 

2018年1月9日 京都にて

 

 

2018.01.14 びわ湖便り

考える猫 ~哲学の道~

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京都東山の哲学の道。

 

 

銀閣寺と南禅寺をつなぐ疏水沿いのこの道は

桜も紅葉も見事なので、観光シーズンには人であふれ

哲学なんて影も形もありません。

でも冬の夕暮れには静かな道に戻って

ゆっくりと歩いていると思索している気分に浸れます。

 

 

枯れた景色の中に時々見られるサザンカや南天が鮮やかです。

 

 

疏水にはいくつもの橋が架かっていて、それらもユニークです。

 

 

最近は廃業した喫茶店付近で見られる猫たちも人気のようです。

世界中から集まる怒涛の観光客たちを

我関せずという感じで

超然と眺める猫というのも

ある種の賢者のように見えなくもありません。

 

 

2018.01.14 びわ湖便り

異世界トンネル ~ねじりまんぽ~

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琵琶湖疏水・インクライン跡の土手に掘られたトンネル。

 

 

通称「ねじりまんぽ」

奇妙な名前です。

 

 

中のレンガが斜めに積まれて

ねじれたようになっている

ちょっと変わったトンネルです。

思わず首を傾けて、

頭の上に?マークが出てきそうな感じです。

トンネル内に足を踏み入れると

足元がふわっと浮くような感じになり

そのまま異世界に入ってしまいそう

・・・とまで言うと大げさですが・・・

 

 

建築関係の正式な呼称は「斜拱渠(しゃきょうきょ)」

全国に30カ所くらいあって、

そのほとんどが明治時代に作られたものであるとのことです。

その中でもこの蹴上のものは有名です。

トンネルの上に掲げられた扁額には

第三代京都府知事・北垣国道の揮毫で

「雄観奇想」「陽気発所」とあります。

 

 

鉄道の下に道路や水路用のトンネルが掘られる時に

その鉄道と道路や水路が斜めに交叉する場合は、

強度を保つためにこの積み方がされたのだそうです。

 

建築の主役がレンガからコンクリートに代わると

この不思議空間が作られることはなくなりました。